アートプロジェクト


エチュードプロジェクト(みんなのフィギュア作品プロジェクト)( 2023 -)

 競技者に限らず全ての年代のスケーターに向けて、すでに町田樹が振り付けた作品の著作権を非営利利用である限りフリーにして、自由に演技することを可能にするプロジェクトです。本プロジェクトの作品は、YouTubeチャンネル「町田樹のエチュードプロジェクト」にて公開し、誰もがいつでもどこでも演技の滑り方を学習できるようにします。
 ピアノ学習者によってのバイエルやチェルニーのように、本プロジェクトの演技も滑ることで様々な技術や表現が習得できるように意図して振り付けられているため、教材としてもご利用いただけます。
 なお、本プロジェクトの振り付けを演技される方は、必ず以下の「本プロジェクトの演技利用について」をお読みください。

プロフェッショナルピースプロジェクト (2022 -)

 プロフェッショナルスケーターのためだけに、アイスショーならではの作品を創造していく、というプロジェクトです。競技ルールの制約から解き放たれた自由な創作を志向し、なおかつ次世代のプロスケーターを育成することを理念として掲げています。

継承プロジェクト (2021 -)

 これまで私が振付および実演してきました諸作品(プログラムアーカイブに一覧化されている町田樹振付作品)を、適正な能力を備えたスケーターであれば誰もが演じられるよう、「上演権」(著作権の支分権の一つ)を許諾するプロジェクトです。長い歴史と伝統を持つ舞台芸術の世界は、「作品が人を育て、人が作品を育てる」という「人と作品の互恵関係」によって成り立っています。このような互恵関係を理念としているこのプロジェクトは、フィギュアスケートの舞台芸術としての可能性拡大や、振付家の社会的地位向上につながっていくものと信じています。