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遅ればせながら、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2025年も皆さまにとって幸多き一年になりますよう、心から願っております。
私も研究と創作を共に充実させて、新しい成果を一つでも多く出していけるよう邁進していくつもりです。
さて、この度は皆さまに嬉しいお知らせをさせていただきます。
昨年のゴールデンウィークに開催しました舞踊公演Pas de Troisが、パワーアップして再び帰ってくることとなりました。その名も《Pas de Trois Encore 2025――バレエとフィギュアに捧げる舞踊組曲2》です。
お陰様をもちまして昨年の公演が大好評だったこともあり、主催者である日本舞台芸術振興会(NBS)が今年の再公演を決定してくださいました。本公演は、昨年同様、ゴールデンウィークに東京上野の文化会館で催されます「バレエ・ホリデイ」の一企画として実施されます。
こうして再び公演を行うことができるのは、ひとえに多くの方々が昨年の舞台をご覧くださったからです。昨年、会場にお越しいただいた方と、このPas de Troisプロジェクトを応援してくださいました全ての方々に、心より感謝を申し上げます。
今年の《Pas de Trois Encore 2025》公演に関しまして、私から特に皆さんにお伝えしたいことは、「昨年のPas de Troisの単なる再上演ではない」ということです。本公演の趣旨や作品一覧などの詳細は下記の公演HPをご覧いただきたいのですが、今回も「敬愛と献呈」という舞台コンセプトは変わらないものの、昨年の演目に加え、8〜10分規模の超大作を新たに組み込んで、大幅にパワーアップさせております。出演者は上野水香さんと高岸直樹先生、そして私の3人だけですので、全ての演目を私たちの実演で提供することはできないのですが、幸いなことに、昨年の演目のいくつかを映像作家・加藤清之さんが特別に収録・制作した映像作品としてお見せできることになりました。
私たちの渾身の実演と加藤さんの極上の映像で紡ぐ、約70分間(トークなし、舞踊のみ)の舞台となっておりますので、ぜひ会場にてご覧いただけましたら幸いです。
私は本公演にて、ショパンの《バラード1番》を新作として披露する予定です。バラード1番はおよそ10年前に高岸直樹先生に師事し始めた頃から、いつかバレエで踊りたいと大事に構想を温めてきたもので、今回満を持して自作自演作品として制作することを決意しました。おそらく私のパフォーマー人生における最大級の作品になりますので、一人でも多くの方々にご覧いただきたいと思っております。
このように今年のPas de Trois Encore 2025は、昨年の公演から大きく成長した舞台になること間違いなしなのですが、実はコンセプトの他に変わらないことがもう一つあります。それは「チーム」です。大変ありがたいことに、昨年の公演に携わってくださった全てのプロフェッショナルの方々が、今年の公演でも集結してくださっております。今年の公演も最高のものにすべく、私たちそれぞれが持つクリエイティビティーを存分に駆使し、チーム一丸となって鋭意舞台を制作しておりますので、ぜひご期待ください。
本公演の詳細ならびにチケット情報に関しては、以下の公式HPにてご確認いただけます。また先日23日に刊行されました新書館の『ダンスマガジン』最新号(2025年3月号)においても、本公演に対する私たち出演者のインタビューと新たな公演ビジュアルが掲載されておりますので、併せてご覧ください。
それでは新緑が輝く春の上野にて、皆さまと再びお会いできますことを心から楽しみにしております。
2025年1月31日
町田 樹
■公演情報
作品名:Pas de Trois Encore 2025 —— バレエとフィギュアに捧げる舞踊組曲2
公演日:4月26日(土)・27日(日)※全3公演を予定
会 場:東京文化会館小ホール
主 催:公益財団法人日本舞台芸術振興会(NBS)
監修・構成:Atelier t.e.r.m
振 付:高岸直樹、町田樹
出 演:上野水香、町田樹、高岸直樹
映 像:加藤清之(グランシエル・ピクチャーズ)
音 楽:フレデリク・ショパン
フランツ・シューベルト
ロベルト・シューマン
フランツ・リスト
エドヴァルド・グリーグ
衣裳提供:チャコット株式会社
公演HP:https://www.nbs.or.jp/stages/2025/pdt/
※チケットは上記HPよりご購入いただけます